はじめに
皆さんこんにちは!今日は、これからの人生を安心して過ごすために重要な、老後資金についてお話ししましょう。老後資金を準備することで、退職後も自由に過ごせる生活を実現できますね。
2019年に金融庁が発表した調査で「老後2000万円問題」というワードが話題になりましたよね。
これは簡単に言うと、夫婦世帯が老後20年間、年金受給だけで暮らそうと思うと2000万円足りなくなるよという話でした。
ただ、実際には職種や生活水準で、それぞれ全く状況が異なるかと思いますので、しっかり個々でも老後資金についてシミュレートすることが重要です。
年齢別に目安額を知ることで、自分にぴったりの計画を立てていきましょう。
この記事では、年齢別の適切な貯金額と、その達成方法を紹介します。これを参考に、安心で楽しい老後に向けて一緒に準備していきましょう!
20代の老後資金目安と達成方法
さて、まずは20代の皆さんにおすすめの老後資金の目安と達成方法について説明します。この時期は、老後資金の基礎を築く段階です。無理のない範囲で貯金を始め、将来に備える意識を持ちましょう。
貯金習慣を身につける
20代は、まず貯金習慣を身につけることが大切です。給料日に一定額を自動で貯金するよう設定すると、無意識のうちに貯金ができるのでおすすめです。
証券口座を解説して自動積立や自動入金設定を活用するのもよいですね。
無駄遣いを減らし、将来のために投資を始める
そして、無駄遣いを見直しましょう。自分にとって本当に必要なものだけを選び、節約することが大切です。また、余裕ができたら、将来のために投資を始めてみてはいかがでしょうか?例えば、投資信託や株式投資など、自分に合った投資方法を選ぶことで、長期的に資産を増やすことが可能です。
投資には「時間を味方につける」という法則があります。
時間をかけて地道に積立投資を続ければリスクを低減してリターンを目指すことが出来る、過去のデータに基づく法則です。
可能であれば少額投資非課税制度NISAや、個人型確定拠出年金iDecoなど国が推奨している投資サービスも出来る限り早い段階で始めるとメリットを最大限教授出来ておすすめですよ!
20代貯金額目安:限られた時間を有意義に過ごすことも重要
正直、私の場合は20代は貯金もろくに出来ていませんでした。
ただ、証券口座を開設して、分からないなりに自分で投資を始めて、少しずつ経済の事や将来の資産形成に興味を持っていきました。
20代は人生において若く大きく成長が見込める年代です。
その限られた時間を楽しみつつ、少しずつ将来の事を考えていくのが良いでしょう。
私は貯金ほぼゼロだったので、20代だと目安として数百万貯金出来れば十分だと思います。
30代の老後資金目安と達成方法
次に、30代の皆さんのための老後資金の目安と達成方法について説明します。この時期は、老後資金の積み上げが本格化する時期です。
賢く運用して、資産を増やしていくことが大切ですね。
積立投資信託やNISAを活用する
30代では、積立投資信託やNISAを活用することをおすすめします。
積立投資信託やNISAを最大限利用することで、リスクを分散しながら、長期的に資産を増やすことが可能です。
また、NISAを利用すると、投資利益が非課税となり、節税効果も非常に大きくリターンも得られます。
貯金額や運用方法を見直し、効率的な運用を心がける
さらに、30代では貯金額や運用方法を見直すことが大切です。例えば、手元にある貯金のうち、どれくらいを運用に回すか、運用方法を変えるべきかなど、自分のライフスタイルや将来の目標に合わせて考えましょう。また、投資の知識を身につけ、より効率的な運用方法を探求することも重要です。それぞれの方法を比較検討し、自分に適した運用方法を見つけることで、効率的な資産運用が可能となります。
30代貯金額目安:徐々に将来を見据える年齢
30代だと500万円〜1000万円前後は貯金・投資にまわして将来に備えたいですね。
また、何が起こるかわからないので、保険なども活用し、ある程度の生活を保証しておくことも重要です。
保険の中には変額年金型保険など、投資の要素を含むものもありますので、不測の事態への備えと同時に将来に備えるという意味で、そういった保険も選択肢のひとつでもあるでしょう。
40代の老後資金目安と達成方法
40代になると、収入増加と投資のリターンを最大限に活かして老後資金の大半を貯める時期に差し掛かります。
この時期には、貯金と投資のバランスを見直し、さらなる資産形成を目指しましょう。
貯金と投資のバランスを見直す
40代では、これまでの貯金と投資のバランスを見直すことが大切です。リスクの高い投資から、より安定した投資へとシフトすることを検討しましょう。また、年金や保険などの準備も忘れずに行い、将来の安定した生活を確保するための基盤を整えることが重要です。
住宅ローンの返済計画を見直す
住宅ローンが残っている場合、返済計画を見直すことで負担を軽減することができます。例えば、金利が低い時期に借り換えを検討することで、返済額を減らすことが可能です。また、ボーナスなどの臨時収入を利用して一時返済を行うことで、総返済額を減らすこともできます。
住宅ローンと並行して老後資金を増やす工夫
住宅ローンがあるからといって、老後資金の積み立てを後回しにしないようにしましょう。例えば、毎月の給与から自動で積立投資を行うことで、コツコツと資産を増やすことができます。また、節約や副業などで収入を増やし、その分を老後資金に充てることも一つの方法です。
40代貯金額目安:資産運用でリターンを目指す
40代で1000万円〜2000万円程度の資産が運用出来れば徐々にリターンも大きく複利効果が見込めるようになりますね。
50代の老後資金目安と達成方法
50代になると、リタイアに備えて資産を最大化することが重要になります。この時期には、安定した運用方法を選択し、リスクを低減しながら資産を増やしていくことが大切です。また、退職金や年金受給額を考慮し、資金計画を見直すことも忘れずに行いましょう。
安定した運用方法を選択し、リスクを低減する
50代では、リスクを抑えつつも安定したリターンが期待できる運用方法を選択することが重要です。例えば、債券や定期預金などの安定した運用方法を中心に、ポートフォリオを構築しましょう。また、リスクを分散させるために、複数の運用方法を組み合わせることも考慮しましょう。
退職金や年金受給額を考慮し、資金計画を見直す
50代になると、退職金や年金受給額が具体的に見えてくるため、資金計画を見直すことが大切です。退職金や年金をいつ受け取るか、どの程度の額が受け取れるかを把握し、それに合わせて資金計画を調整しましょう。これにより、リタイア後の生活に不安を感じることなく、安心して過ごせるようになります。
住宅ローンの返済を終えることで、貯金額を増やす
50代後半になると、住宅ローンの返済を終える方も多くなってくるでしょう。
住宅ローンの返済が終わることで、家計が大幅に改善され、貯金額を増やすことができるようになります。この機会に、積極的に貯金を増やし、老後資金を充実させましょう。この時期にしっかりと資産形成を行うことで、老後の生活に安心感を持って臨むことができます。
50代貯金額目安:安定した資産運用に切り替えていく
50代で3000万円以上の資産が築ければ、かなり安心感がある状態で老後を迎えられそうです。
これまでリスクが高めの個別株式などで運用を行っている場合は、極力リスクの低い投資対象である債権や投資信託、ゴールドなどへ分散して、堅実な運用に切り替えていくとよいでしょう。
60代以降の老後資金目安と達成方法
60代以降は、資産を守りながら生活費に充てることが重要になります。この時期には、運用資産を生活費に変換する方法を検討し、必要に応じて年金受給開始年齢を選ぶことが大切です。
運用資産を生活費に変換する方法を検討する
60代以降、資産を守りつつ生活費に充てる方法を検討しましょう。例えば、配当金や利益を生み出す運用方法、または定期的な収入を得られる不労所得などを利用することが考えられます。運用資産を上手く生活費に変換することで、安定した生活を送ることができます。
必要に応じて年金受給開始年齢を選ぶ
年金受給開始年齢は、選択肢があります。通常は65歳から受給が始まりますが、条件によっては60歳からでも受給が可能です。一方で、受給開始を遅らせることで、受給額が増加することもあります。自分の生活スタイルや貯金額に応じて、最適な年金受給開始年齢を選ぶことが大切です。
60代貯金額目安:運用リターンと資産取り崩しで資金確保
もし60代で4000万円の資産が築けていたら、年利3%で運用して年間120万円のリターンを得られます。
車の購入などいつまで大きな買い物が必要かにもよりますが、無駄遣いをせず、年金と合わせて生活資金として徐々に取り崩していけば、健康でいる限りは90歳を超えて安泰な生活は確保されるでしょう。
老後資金シミュレーションを活用する
全国銀行協会のWebサイトでは老後資金ライフシミュレーションが簡単に行えるサービスがあります。
無料のサービスで、ご自身や配偶者の年齢、収入など入力することで、以下のようなグラフになって資金の推移が簡単にシミュレーションが行えるので便利です。

上のグラフでは夫35歳、年収440万円程度の平均家庭を想定してシミュレーションしています。
妻がパートで車の購入をシミュレートするとどうしても貯金が底をつくグラフになってしまったので、妻もフルタイム、車の購入は無しにして賃貸で、上記のようになんとか老後資金を確保できる状態です。
ただしこれも退職金の見込みがかなり大きいですし、可能であればご自身で資産運用をうまく駆使して60歳までに4000万円程度の資産を確保しておきたいですね。
ぜひこのようなライフシミュレーションを活用して、どうやりくりしていけば将来を安泰で過ごせるか、現在から将来設計を見直してみてください。
まとめ
老後資金の目安は年齢ごとに異なります。それぞれの年代における目安額を参考にして、自分に合った老後資金計画を立てることが大切です。貯金や投資に取り組むことで、安心で快適な老後生活を実現しましょう。
老後2000万円問題もあくまで目安なので、ご自身でしっかりシミュレーションして、実際には老後資金としていくら必要なのか知っておくことが必要ですね。
どの年代でも、無駄遣いを減らし、貯金習慣を身につけることは大切です。
さらに、適切な投資方法や年金受給開始年齢を選択することも、安定した老後生活に繋がります。この記事を参考に、ぜひ自分に合った老後資金計画を立ててください。
そして、安心して楽しい老後を迎えられるように努力しましょう!


